広島おやじのよもやま日記

農業、プロレス、サッカー、etcを語ります。

自分たちの歴史を否定する国にどんな未来が待っているのか?

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米国で発生したBLM(Black Lives Matter)運動が世界に飛び火している。

英国では奴隷貿易に関わった人物の銅像が市民たちの手で強制排除された。

写真を見ても下手人(あえてこのように表現するが)のほとんどは非黒人だ。

奴隷貿易の直接の被害者である黒人の子孫が手を下すのなら、まだ理解できる。

自分たち白人の先祖が昔やったことを恥だと思っての行動だろうが、数年前の地中海を渡って来た移民への過剰なまでの宥和政策も含め欧州人の自己分裂病がこんな形としても現れているのかと考えると、なんだか悲しくなってくる。

奴隷制度は道徳的に考えれば悪いことに決まっている。ただアフリカやカリブ海などからゴムや綿花などを欧州や合衆国に持ち込み、加工・商品化して売りさばいて富を築いて産業革命をなしとげ、近代化を進めて現在に至る、その恩恵に預かってきたのが自分たちの数代前からのご先祖、そして自分たちだと考えれば、おいそれとはこんな自分たちの歴史に泥を塗るような行為はできないと考えはしないのだろか?もしくは躊躇するものではなかろうか?

様々な人間、さまざまなモノの考え方があってしかるべきだが、天に唾するとも思えるこのような所業の顛末を注意して見ていきたい。