3月終わりに思うこと
日本をはじめ世界で急激な変化が起きています。
人種のるつぼ、ニューヨークもその例外でありません。
ヒトの活動が制限されて、タクシーも休業状態です。
コロナウイルス感染症の患者がニューヨーク州で加速度的に増え、医療現場では人工呼吸器の不足が問題となっています。
最初の感染爆発地、武漢では感染増加初期に重症患者に人工呼吸器を含めた医療を十分に提供できなかったことが、感染増加に至った要因とも言われています。
イタリア、アメリカ、イギリスなどで医療の最前線が必要としている人工呼吸器をいかに迅速に供給できるかが、課題となっているようです。
いざモノが必要となっても、ヒトやモノの往来が滞っている時には他国から持ってくることもできません。
自分の国で作るしかありません。
製造業がピークからするとかなり縮小している英国では、専業の医療機器メーカーが少ないようで、いかに呼吸器を製造するかが喫緊の課題のようです。
数少ない製造業で頑張っている世界的企業にダイソンがありますが、急ピッチで英国内で人工呼吸器を開発・製造しようと態勢を整えようとしています。
日本は、まだここまでひっ迫した状況では無いと思われます。
ただ、『明日は我が身』とよく言うじゃないですか。
御多分に漏れず、かなりの製造現場を外国に移転させた日本。
あまりに行き過ぎると、今回のような不足の事態になった時ににっちもさっちも行かなくなる。
そんなことを考えてしまう、昨今の状況です。