広島おやじのよもやま日記

農業、プロレス、サッカー、etcを語ります。

英国のEU離脱完了について思うこと

英国が現地時間1月31日23時に欧州連合を正式に離脱した。

 

f:id:yitch:20200201175436j:plain

ブレクジット完了を祝福する人たち

イングランドでは人々がユニオンジャックを振り回して喜びを分かち合っている一方、スコットランドではEUの旗を振りながら別れを惜しんでいる様子である。

ボリスはブレクジットでもたらされた国民の分断を癒していこうと語りかけてはいるが、なかなか事は簡単には運ばないような気もする。

ただ3年くらい迷走はしたけれど、自分たちが表明した意思を成し遂げた粘り強さには感銘を受ける。

経済的には、日産が英国での自動車製造から撤退することを表明したりパリが金融街シティのシェアを奪わんとしており、苦難の道が待ち受けているようにも思える。

だが、それにも増して『子どもに付けたい名前ランキング』でモハメドムハンマドが年々順位を上げたりイスラム教徒が多く住む都市でパブの廃業が増えたりと英国のイスラム化が進む状況において、今回のブレクジットが英国が英国らしさを取り戻す端緒となると考え離脱派は快哉をあげているのではなかろうか。

昨年10月の時点の日本の外国人労働者は前年より19万人増え160万人を超えた。

そのうち永住権や日本人の配偶者に当たる者が3割強のおよそ53万人。

160万人という数字は今後増えていくだろうから、自ずと国籍取得者を含めた永住資格者数も増えていくことは予想される。

その時我々の社会がどのように変化しているのか全く予想はできないが、もしも何らかの軌道修正が必要と判断された場合、政治にその意思を反映させるだけの気概を私を含めた時の日本国民が持ち合わせているのか、はなはだ不安であることが現在、そしてこれからのこの国の状況を考えたときの私の正直な心情である。