ソマリアでイナゴが大量発生。食糧危機の恐れも。(その2)
イナゴが異常に繁殖して人が作った作物を食い荒らし、人々が飢餓に瀕する。
このことは、もちろん今に始まった話ではない。
前回はバッタと書いた。元ネタの記事にあった英単語“locust”をバッタと訳したが、イナゴの方がしっくりくるか。
詳しいことは元ネタの記事のURLを最後に張り付けるので、それを参照にしてほしい。
先日農薬メーカーの方に会ったが、時間少なくこの話題に触れることはできず。
しばらくひとりぼっちの自由研究を進めてみたい。
イナゴのライフサイクルは、恐らく以下のとおり。(間違えていたらごめんなさい)
卵→ふ化→幼虫(容姿は成虫に近い)→成長→成虫(繁殖可能)
ある程度増殖してしまってから対策を打つ場合、繁殖可能な成虫を減らしていかないとイナゴの大群をコントロールできないはずだ。
麦かトウモロコシか何かわからないがガジガジ食べている最中にイナゴに薬を散布すると多分その作物を食用にすることが難しくなるから、それよりは大群でブーンと飛んで移動中のイナゴに上空から農薬を散布する方がペストコントロール的にも食糧生産的にも良いのだろう。
問題はやはりお金だ。この方式だと農薬はもちろんのこと、上空から散布する飛行機かドローンも必要だし、それを操縦する技術者も必要になる。
この地図によると、ソマリアだけでなくケニア、エチオピア、イエメン、パキスタンなどでイナゴの食害が発生する可能性があるようだ(出典は最後に記す)。
イナゴの駆除にもお金がかかる。
お金が無いと害虫駆除も十分できず食糧生産もままならない。
国際機関の推計によると、最大で地球人口の10人に1人がイナゴの食害に影響を受けるという。
数十億円規模の国際援助が求められているようだが、何か援助できる機会があれば参加してみたいとも思う。
今回参考にしたのは以下のURL。記事中のマップも同様です。